正答5
解説
正解は5です。
骨髄異形成症候群〈MDS〉は造血幹細胞の異常による腫瘍性疾患です。
骨髄は正〜過形成でも、血球が成熟途中で死ぬ無効造血のため末梢血は血球減少になります。
この問題は誤っている記述を選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× この記述は正しいので、誤りを選ぶ本問の答えにはなりません。
無効造血のため、貧血・好中球減少・血小板減少などの血球減少がみられます。
2:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
MDSは造血幹細胞のクローン性の異常による腫瘍で、急性骨髄性白血病へ移行することがあります。
3:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
骨髄では造血が盛んでも、異常な細胞が骨髄内で壊れるため無効造血が亢進します。
4:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
偽Pelger核異常や環状鉄芽球、微小巨核球などの異形成がみられます。
5:○ この記述が誤りです。
WHO分類では、骨髄の芽球比率が20%以上になると急性骨髄性白血病と診断します。
MDSの芽球比率は20%未満です。
【ポイント】
旧FAB分類では芽球30%が白血病との境界でしたが、WHO分類では20%に変更されました。
環状鉄芽球は鉄染色で核周囲を取り囲む鉄顆粒として観察されます。