正答5
解説
正解は5です。
過酸化水素・ペルオキシダーゼ系の呈色反応(Trinder反応)は、酸化酵素で生じた過酸化水素を、ペルオキシダーゼの作用で色素の生成に変える方法です。
グルコースやコレステロール、尿酸などの測定に広く使われます。
【選択肢別解説】
1:× この系で過酸化水素を作るのは脱水素酵素ではなく酸化酵素(オキシダーゼ)です。
グルコースオキシダーゼやコレステロールオキシダーゼなどが用いられます。
2:× 生成する色素は可視光を吸収するため、測定波長は500〜600 nm付近です。
340 nmはNADHやNADPHの吸収を測るときの波長です。
3:× この反応では色素が生成するので、吸光度の増加量を測定します。
吸光度の減少を測るのは、NADHが減っていく反応などです。
4:× この反応はアスコルビン酸やビリルビンなどの還元物質の影響を受けやすい方法です。
還元物質が過酸化水素を消費して、測定値が低くなります。
5:○ 4-アミノアンチピリンと組み合わせる発色剤の種類を変えると、できる色素のモル吸光係数が変わります。
そのため、目的に応じて分析感度を変えることができます。
【ポイント】
Trinder反応は「オキシダーゼで過酸化水素を作り、ペルオキシダーゼで発色させる」2段階の反応です。
還元物質の影響を減らすため、試薬にアスコルビン酸オキシダーゼなどを加える工夫がされています。