正答5
解説
正解は5です。
Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)は、ブドウ糖を発酵しないグラム陰性桿菌(ブドウ糖非発酵菌)の代表です。
院内感染や日和見感染の原因菌として重要です。
【選択肢別解説】
1:× 緑膿菌は4℃では発育しません。
42℃で発育できることが、近縁菌との鑑別点になります。
4℃で発育するのはP. fluorescensなどです。
2:× 緑膿菌の鞭毛は周毛性ではなく、菌体の一端に1本ある単毛性(極単毛)です。
3:× 緑膿菌はブドウ糖を発酵しません。
ブドウ糖を酸化的に分解する、ブドウ糖非発酵菌です。
4:× 緑膿菌はオキシダーゼ陽性です。
腸内細菌目の菌(オキシダーゼ陰性)との鑑別に使われます。
5:○ 緑膿菌はピオシアニンを産生します。
ピオシアニンは青緑色の水溶性色素で、培地や膿を緑色に染めます。
蛍光色素のピオベルジンも産生し、独特の甘い臭いがあるのも特徴です。
【ポイント】
緑膿菌は「オキシダーゼ陽性・ブドウ糖非発酵・42℃発育・ピオシアニン産生・極単毛」と覚えましょう。
多剤耐性緑膿菌〈MDRP〉は、カルバペネム系・アミノグリコシド系・キノロン系のすべてに耐性の株です。