正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
JSCC勧告法では、多くの酵素をNADH・NADPHの340 nmの吸光度変化で測定します。
補酵素が消費されれば吸光度は減少し、生成されれば増加します。
【選択肢別解説】
1:× CKは吸光度の増加から求めます。
CKが作ったATPを使い、最終的にグルコース-6-リン酸脱水素酵素の反応でNADPHが生成されるためです。
2:× LD(乳酸脱水素酵素)は吸光度の増加から求めます。
JSCC勧告法は乳酸からピルビン酸へ向かう反応で、NADHが生成されるためです。
3:○ AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は吸光度の減少から求めます。
ASTの反応で生じたオキサロ酢酸を、リンゴ酸脱水素酵素がリンゴ酸に変えます。
このときNADHが消費されるため、340 nmの吸光度が減少します。
4:× アミラーゼは吸光度の増加から求めます。
合成基質が分解されて、黄色の2-クロロ-4-ニトロフェノールが遊離するためです。
5:○ コリンエステラーゼは吸光度の減少から求めます。
基質のp-ヒドロキシベンゾイルコリンが分解されてp-ヒドロキシ安息香酸が生じます。
これを水酸化する共役反応でNADPHが消費され、340 nmの吸光度が減少します。
【ポイント】
JSCC勧告法で減少を測るのは、AST・ALT(NADH消費)とコリンエステラーゼ(NADPH消費)です。
CK・LD・γ-GT・ALP・アミラーゼは、生成物による吸光度の増加を測ります。