正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
共存物質の影響試験は、検体に含まれる物質が測定値に影響しないかを確かめる試験です。
対象は、測定系を妨げる可能性のある生体由来の成分や薬物です。
【選択肢別解説】
1:× 過酸化水素は、酵素法でオキシダーゼ反応により生じる中間生成物です。
測定系の一部であり、共存物質として試験する対象ではありません。
2:○ ヘモグロビンは共存物質の影響試験の対象です。
溶血検体では、ヘモグロビン自体の吸収による光学的干渉が起こります。
赤血球内成分の漏出も加わり、測定値に影響します。
3:○ アスコルビン酸も共存物質の影響試験の対象です。
強い還元作用をもつため、過酸化水素とペルオキシダーゼを使う発色系の反応を妨げます。
その結果、尿酸やコレステロールなどが偽低値になることがあります。
4:× アスパラギン酸はASTの測定で基質として使うアミノ酸です。
一般に影響試験の対象となる共存物質ではありません。
5:× ペルオキシダーゼは、過酸化水素を使った発色反応の試薬酵素です。
測定系の構成要素であり、影響試験の対象ではありません。
【ポイント】
共存物質の代表は、溶血(ヘモグロビン)、黄疸(ビリルビン)、乳び(脂質)、アスコルビン酸の4つです。
市販の干渉チェック試薬もこれらを含み、添加して測定値の変化を確かめます。