正答3
解説
正解は3です。
酵素の国際単位Uは、1分間に1 μmolの基質を変化させる酵素量です。
吸光度の変化からU/Lを求める式は次のとおりです。
U/L = ΔA/分 × 最終液量 × 10⁶ ÷(モル吸光係数 × 光路長 × 血清量)。
この式に含まれない値が、計算に不要なものになります。
この問題は計算に必要ないものを選ぶので、○ が答え(式に含まれない値)です。
【選択肢別解説】
1:× 血清量は必要です。
最終液量との比で、反応液の値を血清あたりの値に換算します。
2:× 最終液量は必要です。
反応液中で変化した物質量を求めるのに使います。
3:○ 測定波長は計算には必要ありません。
波長は測定条件として決めるもので、式の中には数値として入りません。
波長の情報は、その波長でのモル吸光係数の値にすでに反映されています。
4:× モル吸光係数は必要です。
吸光度の変化を物質の濃度変化に換算するのに使います。
5:× 1分間の吸光度変化量は必要です。
反応の速さそのものを表す測定値だからです。
【ポイント】
NADHとNADPHの340 nmにおけるモル吸光係数は、6.3×10³ L/(mol・cm)です。
光路長(通常1 cm)も式に含まれる点を忘れないようにしましょう。