正答2
解説
正解は2です。
骨髄異形成症候群〈MDS〉は、造血幹細胞の異常により血球がうまく成熟できない病気です。
骨髄では細胞が作られているのに、末梢血では血球が減る無効造血が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
MDSでは5番染色体長腕欠失や7番染色体の異常などの染色体異常が高頻度にみられます。
2:○ 誤った記述で、これが答えです。
MDSの骨髄は多くが正形成から過形成です。
末梢血の血球減少は、骨髄で作られた細胞が途中で壊れる無効造血によるものです。
3:× 正しい記述です。
赤芽球のミトコンドリアに鉄がたまり、核の周りを鉄顆粒が取り囲む環状鉄芽球がみられることがあります。
4:× 正しい記述です。
好中球の顆粒が乏しい脱顆粒や、核の分葉が少ない偽ペルゲル核異常など、異形成がみられます。
5:× 正しい記述です。
小型で核の分葉が少ない微小巨核球は、MDSの巨核球系の異形成として特徴的です。
【ポイント】
骨髄が低形成になるのは再生不良性貧血です。
「末梢血は減っているのに骨髄は細胞が多い」のがMDSと対比して覚えましょう。