正答3
解説
正解は3です。
血小板凝集は、さまざまな刺激物質が血小板の受容体に結合することで起こります。
血小板凝集能検査では、ADP、コラーゲン、エピネフリンなどを惹起物質として用います。
【選択肢別解説】
1:× 一酸化窒素は血管内皮から放出され、血小板内のサイクリックGMPを増やして凝集を抑制します。
2:× アスピリンはシクロオキシゲナーゼを阻害してトロンボキサンA2の産生を抑え、血小板凝集を抑制する薬です。
3:○ エピネフリン(アドレナリン)は血小板のα2アドレナリン受容体に結合して、血小板凝集を惹起します。
凝集能検査の惹起物質として使われます。
4:× ワルファリンはビタミンKの働きを妨げて凝固因子の産生を抑える抗凝固薬で、血小板凝集は起こしません。
5:× フィブリノペプチドAは、トロンビンがフィブリノゲンを切断するときに放出される断片です。
凝固の活性化の指標ですが、血小板凝集を惹起する物質ではありません。
【ポイント】
凝集能検査の惹起物質は、ADP、コラーゲン、エピネフリン、リストセチン、アラキドン酸です。
リストセチン凝集はフォン・ヴィレブランド病の評価に使う点も頻出です。