正答1
解説
正解は1です。
図は、菌糸から1本の分生子柄が立ち上がり、その先端に分生子頭をつくるAspergillus属の模式図です。
矢印は、分生子柄の先端が球状にふくらんだ部分を指しています。
ふくらみの上半分には、とっくり形のフィアライドが並び、その先に丸い分生子が鎖状に連なっています。
【選択肢別解説】
1:○ 頂嚢は、分生子柄の先端が球状やこん棒状にふくらんだ部分です。
矢印が指す構造はこれに当たります。
2:× 分生子は、フィアライドの先端から鎖状に連なってつくられる丸い胞子です。
図では最上部に並ぶ小さな円が分生子です。
3:× メツラは、頂嚢とフィアライドの間にある短い柄の細胞です。
A. fumigatusはメツラをもたず、頂嚢に直接フィアライドがつく一列性の分生子頭をつくります。
4:× 分生子柄は、菌糸から立ち上がって頂嚢を支える柄の部分です。
矢印はその先端のふくらみを指しており、柄の部分ではありません。
5:× フィアライドは、頂嚢の表面に並ぶとっくり形の細胞で、分生子をつくります。
図では頂嚢と分生子の間にある細胞です。
【ポイント】
A. fumigatusは、頂嚢の上部2/3ほどにフィアライドが一列に並び、分生子の鎖が上向きにそろうのが特徴です。
メツラの有無は、Aspergillus属の菌種を見分ける手がかりになります。