正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
プリオン病は、正常なプリオン蛋白が異常な立体構造のプリオン蛋白に変わり、脳に蓄積して起こる疾患です。
脳が海綿状に変性するため、伝達性海綿状脳症とも呼ばれます。
【選択肢別解説】
1:× 急性灰白髄炎(ポリオ)は、ポリオウイルスが脊髄前角の運動神経細胞を障害する疾患です。
プリオン蛋白は関係しません。
2:○ ウシ海綿状脳症(BSE)は、ウシの異常プリオン蛋白によるプリオン病です。
感染牛の脳や脊髄を介してヒトに伝わり、変異型Creutzfeldt-Jakob病の原因になりました。
3:× Burkittリンパ腫はB細胞性の悪性リンパ腫です。
EBウイルスとの関連やMYC遺伝子の転座が知られ、プリオン蛋白は関係しません。
4:× 亜急性硬化性全脳炎は、麻疹ウイルスが脳に持続感染して起こる疾患です。
プリオン蛋白は関係しません。
5:○ Creutzfeldt-Jakob病は、ヒトの代表的なプリオン病です。
急速に進む認知症とミオクローヌスを特徴とし、脳波で周期性同期性放電がみられます。
【ポイント】
プリオンは核酸をもたない蛋白質の感染因子で、通常の高圧蒸気滅菌や消毒に強い抵抗性を示します。
器具の処理には、より厳しい条件での滅菌や、水酸化ナトリウムなどによる処理が必要です。