正答2
解説
正解は2です。
Candida属は酵母様真菌で、出芽で増えるほかに、細長く伸びた細胞が連なる仮性菌糸をつくる種が多くあります。
コーンミール寒天培地などでの仮性菌糸の有無は、菌種を推定する手がかりになります。
この問題は仮性菌糸を形成しない菌種を選ぶので、○ が答え(仮性菌糸をつくらない菌種)です。
【選択肢別解説】
1:× C. albicansは仮性菌糸をつくります。
さらに真性菌糸や厚膜胞子、血清中での発芽管もつくるのが特徴です。
2:○ C. glabrataは小型の酵母細胞として出芽で増えるだけで、仮性菌糸をつくりません。
この性質が他のCandida属との鑑別点になります。
3:× C. kruseiは細長い酵母細胞をもち、仮性菌糸をつくります。
フルコナゾールに自然耐性を示す菌種です。
4:× C. parapsilosisは仮性菌糸をつくります。
カテーテル関連の血流感染の原因として重要な菌種です。
5:× C. tropicalisは仮性菌糸をつくります。
好中球減少患者の深在性カンジダ症の原因として重要です。
【ポイント】
C. glabrataは仮性菌糸をつくらず、アゾール系抗真菌薬に低感受性を示すことが多い菌種です。
発芽管と厚膜胞子をつくるC. albicansと対比して覚えましょう。