正答5
解説
正解は5です。
日和見感染症は、健康な人では病気を起こさない弱毒の微生物が、免疫力の低下した人に起こす感染症です。
HIV感染症、抗癌剤や免疫抑制薬の使用、臓器移植後などが背景になります。
【選択肢別解説】
1:× 梅毒はTreponema pallidumによる性感染症です。
免疫が正常な人にも感染するため、日和見感染症ではありません。
2:× オウム病はChlamydia psittaciによる人獣共通感染症です。
鳥から感染し、免疫が正常な人にも発症します。
3:× 腸チフスはSalmonella Typhiによる全身感染症です。
免疫が正常な人にも発症するため、日和見感染症ではありません。
4:× 感染性心内膜炎は、心臓の弁などに細菌が付着して起こる感染症です。
弁膜症などが背景になりますが、免疫不全による日和見感染症ではありません。
5:○ ニューモシスチス肺炎は真菌のPneumocystis jiroveciiによる肺炎です。
HIV感染症でCD4陽性T細胞が減少した人などに発症する代表的な日和見感染症です。
【ポイント】
日和見感染症の代表には、ニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス感染症、カンジダ症、クリプトコックス症、非結核性抗酸菌症があります。
いずれもAIDS指標疾患として問われることが多いです。