正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
アニオンギャップ(AG)は、通常測定されない陰イオンの量を推定する指標です。
血清ナトリウム濃度から、クロールと重炭酸の濃度を引いて求めます。
【計算】
AG = [Na⁺] - ([Cl⁻] + [HCO₃⁻])
基準値はおよそ12 ± 2 mEq/Lです。
【選択肢別解説】
1:○ 重炭酸(HCO₃⁻)は主要な陰イオンです。
AGの計算式に用いられます。
2:× 無機リンは測定されない陰イオンに含まれます。
計算式には直接用いません。
3:× カルシウムは測定されない陽イオンに含まれます。
計算式には用いません。
4:○ ナトリウム(Na⁺)は血清の主要な陽イオンです。
AGの計算式の起点となる値です。
5:× マグネシウムは測定されない陽イオンに含まれます。
計算式には用いません。
【ポイント】
AGが上昇する代謝性アシドーシスには、糖尿病性ケトアシドーシス、乳酸アシドーシス、腎不全、薬物中毒があります。
下痢などで重炭酸を失うアシドーシスでは、AGは正常のままクロールが上昇します。