正答3
解説
正解は3です。
サルコイドーシスは、全身に非乾酪性の類上皮細胞肉芽腫ができる原因不明の疾患です。
肉芽腫内のマクロファージは1α水酸化酵素をもちます。
この酵素で活性型ビタミンD(1,25-ジヒドロキシビタミンD)がつくられます。
【選択肢別解説】
1:× カリウムの値は、サルコイドーシスで特徴的に変化しません。
高値になるのは腎不全や副腎不全などです。
2:× クロールの値は、サルコイドーシスで特徴的に変化しません。
クロールは主に酸塩基平衡や水分バランスの異常で変動します。
3:○ 活性型ビタミンDが過剰になると、腸管からのカルシウム吸収が増えます。
その結果、高カルシウム血症や高カルシウム尿症を起こします。
4:× ナトリウムの値は、サルコイドーシスで特徴的に変化しません。
ナトリウムは主に体内の水分量の変化で変動します。
5:× マグネシウムの値は、サルコイドーシスで特徴的に変化しません。
高値は腎不全やマグネシウム製剤の過量投与でみられます。
【ポイント】
サルコイドーシスの検査所見は、血清アンジオテンシン変換酵素(ACE)、リゾチーム、可溶性IL-2受容体の上昇と高カルシウム血症です。
ツベルクリン反応が陰性化することも特徴です。