正答2
解説
正解は2です。
Michaelis-Menten式では、基質濃度がKm値より十分に低いとき、反応の初速度が基質濃度に比例します。
この関係を利用して、反応初期の速度から基質濃度を求める方法を初速度分析法(レート法)といいます。
Km値が大きく、測定する基質の濃度範囲でも比例関係が保たれる酵素が適しています。
【選択肢別解説】
1:× ウリカーゼを用いる尿酸の測定は、尿酸を完全に反応させる終点分析法で行います。
初速度分析法としては用いられません。
2:○ ウレアーゼとグルタミン酸脱水素酵素(GLDH)を組み合わせた尿素窒素の測定法があります。
NADHの吸光度の減少速度を初速度として測ることで、尿素濃度を求められます。
3:× ヘキソキナーゼを用いるグルコースの測定は、生じたNADPHを反応終了後に測る終点分析法です。
初速度分析法ではありません。
4:× アシルCoAシンセターゼを用いる遊離脂肪酸の測定は、複数の酵素を組み合わせた終点分析法です。
初速度分析法では行いません。
5:× コレステロールオキシダーゼを用いる総コレステロールの測定は、終点分析法で行います。
エステル型も含めて完全に反応させてから発色を測定します。
【ポイント】
基質濃度の測定は終点分析法が基本で、初速度分析法は例外的です。
尿素窒素のウレアーゼ・GLDH法は、初速度分析法の代表例として覚えましょう。