正答4
解説
正解は4です。
関節可動域表示ならびに測定法(1995年)の基本軸(太線)と移動軸(細線)、測定肢位が正しいかを判断する問題です。
図4の膝屈曲では、太線が大腿骨に、細線が下腿の腓骨に沿って引かれ、膝を曲げる方向に矢印があります。
【選択肢別解説】
1:× 肩甲帯の挙上は背面から測定します。
基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線です。
図は正面から描かれており、規定と異なります。
2:× 肩水平伸展は肩90度外転位で、肩峰を回転中心として上腕骨を移動軸にします。
図では上肢は基本軸上に置かれたままで、移動軸の回転中心も肩峰からずれています。
3:× 股関節伸展は腹臥位・膝伸展位で測定し、移動軸は大腿骨です。
図では膝を曲げたまま下肢を持ち上げており、規定の肢位と異なります。
4:○ 膝屈曲の基本軸は大腿骨、移動軸は腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線)です。
股関節を屈曲位にして測定し、図の軸の取り方と一致します。
5:× 足関節の底屈は膝関節を屈曲位にして測定し、移動軸は第5中足骨です。
図では膝を伸ばしたまま測定し、移動軸も足部に沿っていません。
【ポイント】
下肢の測定では、二関節筋の影響を除く肢位指定が頻出です。
膝屈曲は股屈曲位、股伸展は膝伸展位、足底屈・背屈は膝屈曲位で測定すると覚えましょう。