正答4
解説
正解は4です。
胸郭出口症候群は、斜角筋の間や鎖骨と第1肋骨の間などで腕神経叢や鎖骨下動静脈が圧迫される疾患です。
上肢を挙上した肢位で症状を誘発する検査が用いられます。
【選択肢別解説】
1:× Jerkテストは膝前十字靱帯損傷による前外側回旋不安定性をみる検査です。
肩関節後方不安定性の検査にも同名のものがありますが、胸郭出口症候群の検査ではありません。
2:× Kempテストは、体幹を後側屈・回旋させて腰部や下肢の痛みを誘発する腰椎疾患の検査です。
3:× McMurrayテストは、膝関節を屈伸・回旋させてクリックや痛みをみる半月板損傷の検査です。
4:○ Roosテストは、両肩を外転・外旋し肘を90°屈曲した肢位で手指の屈伸を3分間繰り返させます。
症状が出て続けられなければ陽性で、胸郭出口症候群の代表的な誘発検査です。
5:× Thomsenテストは、手関節背屈に抵抗を加えて肘外側の痛みを誘発する上腕骨外側上顆炎の検査です。
【ポイント】
胸郭出口症候群の検査には、Roosテスト、Adsonテスト、Wrightテスト、Edenテストなどがあります。
Adsonは斜角筋、Edenは肋鎖間隙、Wrightは小胸筋下での圧迫を主にみる検査です。