正答4
解説
正解は4です。
注意障害は、注意を持続する、選ぶ、切り替える、配分するなどの働きが低下した状態です。
各検査が何を評価するために作られたかを確認します。
【選択肢別解説】
1:× MAS(Modified Ashworth Scale)は、他動運動時の抵抗の大きさから痙縮の程度を評価する尺度です。
注意の検査ではありません。
2:× Raven色彩マトリックス検査は、図形の欠けた部分に合うものを選ばせる、非言語性の推理能力(知能)の検査です。
失語症の患者にも使えます。
3:× Rey-Osterrieth複雑図形検査は、複雑な図形を模写させ、後で再生させる検査です。
視覚構成能力と視覚性の記憶を評価します。
4:○ TMT(Trail Making Test)は、紙上の数字を順に線で結ぶPart Aと、数字と平仮名を交互に結ぶPart Bからなります。
所要時間から、注意の選択・持続・切り替えを評価する代表的な注意障害の検査です。
5:× WCST(Wisconsin Card Sorting Test)は、カードの分類規則を推測し、規則が変わったら切り替えられるかをみる検査です。
前頭葉の遂行機能を評価します。
【ポイント】
注意の検査にはTMTのほか、CAT(標準注意検査法)、かなひろいテスト、PASAT、抹消検査などがあります。
WCSTは遂行機能、Reyは視覚構成と記憶、Ravenは知能と区別して覚えます。