正答2
解説
正解は2です。
腱板断裂は、棘上筋を中心とする腱板の断裂で、肩の外転保持が困難になります。
各徒手検査が何の障害を調べるものかを整理しておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× anterior apprehension testは、肩を外転・外旋させて脱臼しそうな不安感が出るかを見る検査です。
肩関節の前方不安定性(反復性肩関節脱臼)の評価に用います。
2:○ drop arm testは、他動的に外転させた上肢をゆっくり下ろさせ、途中で保持できずに落下すれば陽性とする検査です。
棘上筋を含む腱板断裂で陽性となります。
3:× Morley testは、鎖骨上窩の斜角筋部を圧迫して上肢への放散痛を見る検査です。
胸郭出口症候群の評価に用います。
4:× Thompson testは、腹臥位で下腿三頭筋をつかみ、足関節の底屈が起こるかを見る検査です。
アキレス腱断裂の評価に用います。
5:× Yergason test(選択肢表記はYargason test)は、抵抗に抗して前腕を回外させ、結節間溝の痛みを見る検査です。
上腕二頭筋長頭腱炎の評価に用います。
【ポイント】
腱板断裂の検査には、drop arm test、棘上筋テスト(empty can test)、有痛弧徴候などがあります。
二頭筋長頭腱炎はYergason testやSpeed test、胸郭出口症候群はMorley testやAdson testと整理しましょう。