正答2
解説
正解は2です。
腰部MRI(矢状断)では、下位腰椎の椎間板が後方の脊柱管内へ突出し、硬膜管を圧迫している所見があります。
腰痛と殿部痛から下肢痛が増悪している経過と合わせると、腰椎椎間板ヘルニアによる神経根症状が考えられます。
【選択肢別解説】
1:× Apley testは腹臥位で膝を90度屈曲し、下腿に圧迫を加えて回旋する検査です。
半月板損傷の評価に用います。
2:○ Lasegue testは背臥位で膝を伸展したまま下肢を挙上し、坐骨神経を伸張して下肢痛が誘発されるかを見る検査です。
下位腰椎の椎間板ヘルニアによるL5・S1神経根の障害で陽性になります。
3:× Lachman testは膝を軽度屈曲位にして脛骨を前方へ引き出す検査です。
前十字靱帯損傷の評価に用います。
4:× Thompson testは腹臥位で下腿三頭筋をつかみ、足関節が底屈するかを見る検査です。
アキレス腱断裂の評価に用います。
5:× McMurray testは膝を屈曲・回旋させながら伸展し、クリック音や疼痛を見る検査です。
半月板損傷の評価に用います。
【ポイント】
下位腰椎(L4/5、L5/S1)のヘルニアではLasegue test(SLRテスト)が陽性になります。
上位腰椎(L2〜L4)のヘルニアでは大腿神経伸張テストが陽性になる点と対比しましょう。