正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)の基本軸と移動軸を、図と照合する問題です。
図の実線が基本軸、破線が移動軸を示しています。
【選択肢別解説】
1:× 肩甲帯挙上の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線で、背面から測定します。
図では体幹の正中に垂直な線を基本軸としており、基本軸の取り方が誤りです。
2:○ 肩伸展は、肩峰を通る床への垂直線を基本軸、上腕骨を移動軸とし、側方から測定します。
図は側面から垂直線と上腕の軸を当てており、正しい方法です。
参考可動域は50°です。
3:× 前腕回外の基本軸は床への垂直線、移動軸は手指を伸展した手掌面です。
肘を90°屈曲し、肩の回旋が入らないようにして測ります。
図は基本軸を水平に引いており誤りです。
4:× 手尺屈の基本軸は前腕の中央線、移動軸は第3中手骨です。
図の実線(基本軸)は前腕の中央ではなく、前腕の橈側縁から示指に沿って引かれています。
破線(移動軸)も第3中手骨ではなく、手関節から小指の方向へ引かれており、測定法として誤りです。
5:○ 母指橈側外転は、示指(橈骨の延長上)を基本軸、母指を移動軸とします。
図は示指に沿った実線と母指に沿った破線で測っており正しい方法です。
参考可動域は60°です。
【ポイント】
肩甲帯の挙上・引き下げは「両肩峰を結ぶ線」が基本軸で背面から、前腕回内外は「床への垂直線」が基本軸です。
手関節の橈屈・尺屈は「前腕中央線と第3中手骨」の組合せで覚えます。