甲マンション管理組合の理事会(2020 年4月開催)において、会計担当理事が 2019 年度(2019 年4月1日〜2020 年3月 31 日)決算の管理費会計の比較貸借対照表について行った次の説明のうち、収支報告書又は貸借対照表に関する説明として適切でないものはどれか。
ただし、会計処理は発生主義の原則によるものとし、資金の範囲は、現金預金、未収金、前払金、未払金及び前受金とする。
比較貸借対照表
甲マンション管理組合(管理費会計)(単位:千円)
※各項目は「2019年度/2018年度/増減」の順
現金預金:800/700/100
未収金:90/70/20
前払金:10/50/-40
計:900/820/80
未払金:80/120/-40
前受金:100/90/10
正味財産:720/610/110
計:900/820/80
正答2
解説
肢1は適切。
正味財産が前年度の610千円から当年度の720千円へ110千円増加しているので、当期収支差額は110千円のプラスとなる。
肢2は不適切(正解)。
未払金の額が減少しているということは、その分の支払いが進んだ(現金の支出が増えた)ことを意味し、これは現金預金の「減少」要因であって、増加要因ではない。
肢3は適切。
前年度(2018年度)末の正味財産610千円が、2019年度収支報告書における前期繰越収支差額となる。
肢4は適切。
発生主義の原則の下では、2020年3月に発生した管理費の滞納額も当該年度の収支報告書上の管理費収入に計上され、貸借対照表上は未収金という資産に計上される。
正解は肢2。