甲マンション管理組合の平成 27 年度決算(平成 27 年 4月 1日~平成 28 年 3月 31 日)に当たり、平成 28 年 3月 31 日現在の会計帳簿の現金預金の金額と銀行の預金残高証明書の金額に 3万円の差異があった。
この原因に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
ただし、会計処理は発生主義の原則によるものとし、資金の範囲は、現金預金、未収金、前払金、未払金及び前受金とする。
正答3
解説
1は適切。
3万円が入金済みなのに会計未処理だと、帳簿上の現金預金が銀行残高より3万円少なくなり、差異の原因となります。
2も適切。
エレベーター保守料を未払金処理したのに実際は口座引落し済みで未処理のままだと、帳簿の現金預金が銀行残高より3万円多くなり、差異の原因となります。
3は不適切。
損害保険料6万円のうち翌年度分3万円を前払金として正しく仕訳(前払金30,000/現金預金30,000)していれば、現金の減少は帳簿にきちんと反映されているため、銀行残高証明書との間に差異は生じません。
4も適切。
前年度の未収金3万円が入金されていたのに見落として未処理のままだと、帳簿の現金預金が銀行残高より3万円少なくなり、差異の原因となります。
正解は3番目の選択肢(前払金として正しく仕訳済みであれば現金預金の帳簿残高と銀行残高に差異は生じないため、差異の原因にはなり得ない)。