企業の健康保険組合の管理栄養士として、会食の場における適正飲酒を目的とする教室を企画している。
参加予定社員から「取引先との会食で、お酒を断れずに飲み過ぎてしまいます。どうすれば良いでしょうか。」と事前質問を受けた。
ソーシャルスキルトレーニングを取り入れた働きかけに関する記述である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、対人場面で必要な技能を練習によって身につける方法です。
教示、手本(モデリング)、ロールプレイによる練習(行動リハーサル)、フィードバックの流れで進めます。
中心となるのは、実際に場面を想定して練習することです。
【選択肢別解説】
1:× 断り方を紹介するだけでは、情報提供(教示)にとどまります。
SSTの核となる練習の要素がありません。
2:× 経験談の発表は手本を示すモデリングにとどまります。
参加者自身が技能を練習する場面がありません。
3:○ 成功事例を聞いた後にグループで練習することは、モデリングに続く行動リハーサルです。
断る技能を実際に練習でき、SSTを取り入れた働きかけとして最も適当です。
4:× 飲酒量チェックアプリの利用は、自分の行動を記録するセルフモニタリングです。
対人スキルの練習ではありません。
5:× 断ったときのメリットとデメリットの紹介は、意思決定バランスに働きかける方法です。
SSTではありません。
【ポイント】
SSTは「知る」だけでなく「やってみる」ことが特徴です。
飲酒や喫煙を断る技能は、ロールプレイで練習するのが典型例です。