K 市食育関連部局の管理栄養士である。
K 市では、地域の伝統料理に関する市民向けの教室を年に数回実施している。
ある年度の教室の修了者が集まって自主グループを結成し、伝統料理をアレンジしたレシピの開発や地域での料理教室などの活動を始めた。
グループのエンパワメントにつなげる支援である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
グループメンバーの各自で、伝統料理について地域の高齢者に対して聞き取りをする機会を提供した。 伝統料理を学ぶ市外のグループを紹介し、情報交換をする機会を提供した。 K 市の健康祭りで、開発した料理の試食・販売コーナーを設け、グループの活動内容を市民に向けて PR してもらった。 グループが作成したレシピを、市の広報誌で紹介した。 解答・解説を見る 正答 3
解説 正解は3です。
エンパワメントは、個人や集団が自ら意思決定し、行動する力を高め、地域に影響を与えられるようになる過程です。
自主グループが自分たちの活動を自ら発信し、住民と直接つながる機会は、集団の力と自信を高めます。
【選択肢別解説】
1:× メンバー各自の聞き取りは、個人単位の学習機会です。
グループとしての力を高める支援にはなりにくいです。
2:× 市外グループとの情報交換は、知識を得る機会にはなります。
しかしグループ自身が地域に働きかける力を高める点では、3より間接的です。
3:○ 健康祭りでグループ自らが試食・販売を行い、活動を市民にPRすることで、自分たちの活動が地域に影響を与える経験ができます。
主体性と自信を高め、エンパワメントにつながります。
4:× レシピを市の広報誌で紹介するのは、行政が代わりに発信する支援です。
グループが自ら行動する機会になっていません。
【ポイント】
エンパワメントの支援では、行政が代行するのではなく、当事者が自ら行動し成果を実感できる場をつくることが大切です。