K 小学校に勤務する栄養教諭である。
1年生の担任から、「子どもたちには給食のおかずの盛付け量の調整が難しいようで、おかずの当番を嫌がっています。」と相談され、児童への言葉かけについて助言を行った。
児童の自己効力感を高めることにつながる言葉かけとして、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
自己効力感は「自分にはできる」という見込みです。
その源には、成功体験(遂行行動の達成)、代理的体験、言語的説得、生理的・情緒的状態があります。
最も強く影響するのは、自分で実際にやってできた成功体験です。
【選択肢別解説】
1:× 過去の成功を思い出させる問いかけですが、1年生は盛付けの経験が少なく、うまくできた体験がまだありません。
成功体験を引き出す前提を欠いています。
2:× 上級生の見学は代理的体験です。
しかしモデルは自分と似た人ほど効果的で、年齢や技能の差が大きい上級生では「自分にもできる」と感じにくくなります。
3:○ コツを教えたうえで一緒に実際にやってみることで、無理なく盛付けを成功させる体験ができます。
最も強い源である成功体験を積ませる言葉かけです。
4:× 根拠を示さずに「きっとできる」と励ますのは言語的説得です。
具体的な方法がないため、自己効力感を高める効果は限られます。
【ポイント】
自己効力感を高めるには、小さな成功体験を積ませることが最も有効です。
手本・励ましは、実際にやってみる機会と組み合わせると効果が高まります。