正答2
解説
正解は2です。
直接訓練は、実際に食物を用いて行う嚥下訓練です。
重度の嚥下障害では、誤嚥しにくく、誤嚥しても肺への影響が少ないものから始めます。
適度な粘度があり、まとまりがよく、べたつかないものが適しています。
【選択肢別解説】
1:× 麦茶はとろみのないさらさらした液体です。
咽頭を流れる速度が速く、嚥下反射が間に合わずに誤嚥しやすいため、重度嚥下障害には適しません。
2:○ とろみ茶は、とろみ調整食品で粘度をつけたお茶です。
咽頭をゆっくり流れるため嚥下反射が間に合いやすく、誤嚥を防げます。
お茶はたんぱく質をほとんど含まないため、誤嚥しても肺炎を起こしにくい点でも直接訓練に適しています。
3:× おもゆは粘度が低く、さらさらした液体に近い性状です。
誤嚥しやすいうえ、でんぷんを含むため、誤嚥すると肺炎の原因になりやすく適しません。
4:× よく潰したバナナは粘りが強く、べたついて口腔や咽頭に残りやすいです。
重度の嚥下障害では窒息や誤嚥の危険があります。
5:× 絹ごし豆腐は、口の中で細かく崩れてばらけやすく、まとまりを保てません。
崩れた破片が咽頭に残ったり、気道に入ったりしやすいため適しません。
【ポイント】
日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類では、訓練の最初の段階をコード0とし、ゼリー状の0jととろみ状の0tに分けています。
たんぱく質を含まない、均質でまとまりやすい性状が条件です。