正答4
解説
正解は4です。
食物アレルギーでは、原因食物を正しく診断したうえで、必要最小限の除去を行うことが原則です。
同じ動物や植物に由来しても、アレルゲンとなるたんぱく質が含まれない食品は除去する必要がありません。
【選択肢別解説】
1:× 牛乳アレルギーの原因は、カゼインやβ-ラクトグロブリンなどの乳たんぱく質です。
牛肉のたんぱく質とは異なるため、牛乳アレルギーでも牛肉は基本的に除去不要です。
2:× 卵殻カルシウムは、卵の殻を焼成または未焼成で粉にしたもので、主成分は炭酸カルシウムです。
アレルゲンとなる卵たんぱく質はほとんど含まれないため、鶏卵アレルギーでも基本的に除去不要です。
3:× 緑豆もやしは、大豆とは異なる植物である緑豆を発芽させたものです。
大豆アレルギーでも、緑豆もやしは基本的に除去不要です。
大豆を発芽させた大豆もやしは、除去の対象になります。
4:○ カシューナッツとピスタチオは、どちらもウルシ科の植物です。
アレルゲンの構造が似ているため交差反応を起こしやすく、カシューナッツアレルギーではピスタチオも除去の対象となります。
5:× 麦芽糖(マルトース)は、ブドウ糖が2つ結合した二糖類です。
小麦のアレルゲンであるたんぱく質を含まないため、小麦アレルギーでも除去不要です。
【ポイント】
除去不要な食品の代表として、乳糖(牛乳アレルギーの多く)、卵殻カルシウム(鶏卵)、醤油・味噌(小麦・大豆の多く)、麦芽糖(小麦)があります。
木の実類では、カシューナッツとピスタチオ、クルミとペカンナッツの交差反応が知られています。