正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
糖尿病治療薬は、作用の仕組みごとに分類して覚えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× α-グルコシダーゼ阻害薬は、小腸で二糖類を単糖に分解する酵素を阻害します。
糖の吸収を遅らせて食後高血糖を抑えるため、記述は正しいです。
2:× SGLT2(ナトリウム・グルコース共輸送体2)阻害薬は、腎臓の近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を抑えます。
ブドウ糖を尿中に排泄させて血糖値を下げるため、記述は正しいです。
3:× ビグアナイド薬は、主に肝臓での糖新生を抑えて血糖値を下げます。
記述は正しいです。
4:○ GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬は、GLP-1受容体を直接刺激する薬です。
血糖値に応じてインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑えます。
インクレチンの分解を抑えるのはDPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)阻害薬なので、記述は誤りです。
5:× スルホニル尿素(SU)薬は、膵臓のβ細胞に作用してインスリン分泌を促進します。
記述は正しいです。
【ポイント】
インクレチン関連薬には、GLP-1受容体作動薬(受容体を直接刺激)とDPP-4阻害薬(分解を抑えて作用を高める)の2種類があります。
SU薬は血糖値に関係なくインスリンを分泌させるため、低血糖に注意が必要です。