正答4
解説
正解は4です。
傷病者のエネルギー必要量は、基礎代謝量や安静時エネルギー消費量に、活動係数やストレス係数を掛けて推定します。
実測する場合は、間接熱量計を用います。
【選択肢別解説】
1:× ハリス・ベネディクトの式で算出されるのは、基礎エネルギー消費量(基礎代謝量の推定値)です。
推定エネルギー必要量を求めるには、この値に活動係数やストレス係数を掛ける必要があります。
2:× ハリス・ベネディクトの式には、体重・身長・年齢を用い、性別ごとに式が異なります。
体表面積は用いません。
3:× 意識障害で臥床している患者は身体活動がほとんどないため、活動係数は1.0〜1.2程度と低く見積もります。
基礎代謝量の1.5倍とするのは過大であり、誤りです。
4:○ 間接熱量計は、呼気中の酸素消費量と二酸化炭素排出量を測定してエネルギー消費量を算出する装置です。
これにより安静時エネルギー消費量を実測できます。
5:× 重症熱傷では、たんぱく質の異化が著しく亢進し、たんぱく質の必要量が大きく増えます。
そのため、NPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)は健常時より低く設定します。
【ポイント】
NPC/Nは通常150〜200程度ですが、侵襲が強い病態ではたんぱく質を増やすため100前後に下げます。
一方、腎不全などたんぱく質を制限する病態では300〜500程度に高くします。