正答2
解説
正解は2です。
骨格筋量は、サルコペニアや低栄養の評価に欠かせない指標です。
身体計測では、四肢の周囲長が筋肉量を反映する簡便な指標として用いられます。
【選択肢別解説】
1:× 腹囲は内臓脂肪の蓄積を反映する指標です。
メタボリックシンドロームの診断に用いられ、骨格筋量の指標ではありません。
2:○ 下腿周囲長(ふくらはぎの最も太い部分の周囲長)は、骨格筋量をよく反映します。
サルコペニアのスクリーニングやMNA-SF(簡易栄養状態評価表)にも用いられる指標です。
3:× フィッシャー比は、血中の分岐鎖アミノ酸と芳香族アミノ酸のモル比です。
肝機能障害の重症度の評価に用いられ、骨格筋量の指標ではありません。
4:× 尿中ナトリウム排泄量は、食塩摂取量の推定に用いられます。
骨格筋量を反映する尿中の指標は、ナトリウムではなくクレアチニン排泄量です。
5:× 呼吸商は、二酸化炭素排出量を酸素消費量で割った値です。
どのエネルギー源(糖質・脂質・たんぱく質)が利用されているかの推定に用いられ、骨格筋量の指標ではありません。
【ポイント】
骨格筋量の指標として、下腿周囲長、上腕筋囲・上腕筋面積、尿中クレアチニン排泄量、生体電気インピーダンス法(BIA)などがあります。
アジアのサルコペニア診断基準では、下腿周囲長が男性34cm未満、女性33cm未満をスクリーニングの目安としています。