正答4
解説
正解は4です。
臨床栄養の現場で使われる、医療倫理や医療安全に関する用語の意味を問う問題です。
それぞれの用語の定義と、具体的な行為を正しく対応させます。
【選択肢別解説】
1:× 患者が治療方針の決定に関わり、積極的に治療に参加することはアドヒアランスです。
クリニカルパスは、疾患ごとに検査・治療・ケアの手順を時間軸に沿って標準化した診療計画です。
2:× 指導前に患者の氏名を確認するのは、患者の取り違えを防ぐ医療安全の行為で、リスクマネジメントにあたります。
守秘義務は、業務上知り得た患者の秘密を他者に漏らさない義務です。
3:× 低栄養の重症度を判定することは、栄養アセスメントや栄養診断にあたります。
リスクマネジメントは、医療事故を未然に防ぎ、起きたときの被害を最小限にする取組です。
4:○ インフォームド・コンセントは、十分な説明を受けた患者が理解・納得したうえで同意することです。
栄養介入の内容を説明して同意を得る行為は、この定義に合致します。
5:× 患者が医師の指示に従って治療を受けることはコンプライアンスです。
ノーマリゼーションは、障害のある人も地域で普通の生活を送れる社会を目指す福祉の理念です。
【ポイント】
コンプライアンスは「指示に従う」、アドヒアランスは「患者が主体的に治療に参加する」という違いがあります。
現在の医療では、アドヒアランスを高めることが重視されています。