正答2
解説
正解は2です。
小腸での糖質・アミノ酸・脂質の吸収のしくみを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× フルクトースは、Na⁺の濃度勾配を利用せず、GLUT5による促進拡散で吸収されます。
Na⁺の濃度勾配を利用して吸収されるのは、グルコースとガラクトースです。
2:○ ラクトースを構成する単糖は、SGLT1(ナトリウム依存性グルコース輸送体1)で吸収されます。
ラクトースはグルコースとガラクトースに分解され、どちらもSGLT1で取り込まれるためです。
3:× アミノ酸は、主にH⁺ではなくNa⁺の濃度勾配を利用する輸送体で吸収されます。
H⁺の濃度勾配を利用するのは、ジペプチド・トリペプチドを運ぶペプチド輸送体(PEPT1)です。
4:× 短鎖脂肪酸は、ミセルを形成せずに吸収されます。
水に溶けやすく、主に大腸で腸内細菌によって作られ、そのまま吸収されます。
5:× コレステロールの吸収には、胆汁酸が必要です。
胆汁酸が作る混合ミセルに取り込まれて、小腸の上皮細胞に運ばれるためです。
【ポイント】
グルコースとガラクトースはSGLT1、フルクトースはGLUT5で吸収され、いずれもGLUT2で血液側に出ていきます。
長鎖脂肪酸はミセルで吸収されてキロミクロンとしてリンパ管へ、短鎖・中鎖脂肪酸は門脈へ運ばれます。