定期健診で血糖値が高いと指摘され、気にしている社員から、「甘い物を控えたいが、職場の給湯コーナーにいつも菓子が置かれていて、つい食べ過ぎてしまう。」と相談を受けた。
認知行動療法を用いた効果的な支援として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答1
解説
正解は1です。
相談者は、給湯コーナーに菓子が置かれていることがきっかけで、つい食べ過ぎてしまうと話しています。
認知行動療法の技法のうち、問題行動のきっかけ(刺激)そのものを取り除く刺激統制法が最も効果的です。
【選択肢別解説】
1:○ 菓子を置かないよう部署で相談するのは、食べ過ぎの引き金となる刺激を職場環境から取り除く刺激統制法です。
相談内容の原因に直接働きかけるので、最も効果的な支援です。
2:× 食べた量を記録するのはセルフモニタリングです。
自分の行動を客観視するのには役立ちますが、菓子が目の前にあるという原因は残ったままです。
3:× 我慢できた時を思い出してもらうのは、成功体験の想起により自己効力感を高める働きかけです。
菓子が置かれている刺激への対処にはなっていません。
4:× 検査値が改善した時の気持ちを想像させるのは、行動変容の結果への期待を高める働きかけです。
動機づけにはなりますが、食べ過ぎのきっかけそのものには対処していません。
【ポイント】
相談者の訴えに「きっかけ(刺激)」が明示されている場合は、まず刺激統制法を考えます。
刺激統制は、刺激を取り除く・遠ざける・目に入らないようにする方法を指します。