正答2
解説
正解は2です。
高齢期の血液成分、ホルモン、免疫機能の変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 高齢期には、肝臓でのたんぱく質合成能や食事摂取量の低下により、血中アルブミン濃度は上昇ではなく低下する傾向があります。
2:○ 高齢期には、腎機能の低下で活性型ビタミンDの産生が減り、カルシウムの吸収が低下します。
これを補うため、血中副甲状腺ホルモン(PTH)濃度は上昇します。
3:× 高齢期には、葉酸やビタミンB12の不足、腎機能の低下などにより、血中ホモシステイン濃度は低下ではなく上昇します。
4:× エリスロポエチンは腎臓で産生されます。
高齢期には腎機能の低下に伴い、その分泌能は増加ではなく低下しやすくなります。
5:× 高齢期には、胸腺の萎縮によりT細胞の機能が低下します。
そのため、獲得免疫系の機能は亢進するのではなく低下します。
【ポイント】
高齢期のPTHの上昇は骨吸収を促し、骨粗鬆症の一因になります。
ホモシステインの上昇は、動脈硬化のリスク因子とされています。