正答3
解説
正解は3です。
赤血球・凝固系・血小板の異常を示す血液疾患の検査所見を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 喫煙者では、一酸化炭素がヘモグロビンと結合して組織が低酸素になります。
その代償で赤血球が増えるため、ヘモグロビン濃度は低下ではなく上昇します。
2:× 血友病は、第Ⅷ因子または第Ⅸ因子が欠乏する内因系凝固の異常です。
そのためプロトロンビン時間は正常で、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)が延長します。
3:○ 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の一部には、ヘリコバクター・ピロリ菌感染が関与します。
菌の除菌により、血小板数が改善する例があります。
4:× 播種性血管内凝固症候群(DIC)では、全身で血栓ができ、それが溶かされます。
そのため、フィブリン分解産物(FDP)は減少ではなく増加します。
5:× 急性白血病では、白血病細胞が骨髄で増えて正常な造血が抑えられます。
そのため、赤血球数は増加ではなく減少し、貧血になります。
【ポイント】
DICでは血小板とフィブリノゲンが減少し、FDPとDダイマーが増加します。
血友病はAPTT延長、ビタミンK欠乏ではPTとAPTTの両方が延長すると覚えます。