K 社健康保険組合の管理栄養士である。
社内の健康診断後、メタボリックシンドロームの予防を目的としたグループカウンセリングを呼びかけたところ、 5人の男性社員が集まった。
5人とも、通院、服薬なし。
参加者全員の行動変容と、その継続を促すグループカウンセリングの進め方である。
優先される進め方として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
参加者は無関心期2人(A・B)、関心期2人(D・E)、維持期1人(C)です。
グループカウンセリングでは、メンバー同士の相互作用を活用して全員の行動変容を促します。
【選択肢別解説】
1:× 無関心期の人に今の体型でよい理由を話してもらうと、変わらない理由(維持トーク)を強めてしまいます。
他の参加者の意欲も下げるおそれがあります。
2:○ 減量に成功したCさんの工夫と良かったことは、他の参加者にとって身近なモデルになります。
代理体験によって「自分にもできそう」という自己効力感が高まります。
話すことでCさん自身の取組も強化され、継続にもつながります。
3:× 喫煙はDさん個人の課題です。
参加者全員の減量の行動変容を促す進め方としては、優先度が低くなります。
4:× 結婚した年齢や結婚後の生活習慣は、個人的な内容です。
全員の行動変容や継続を促す話題ではなく、優先する進め方ではありません。
【ポイント】
グループ学習では、成功体験をもつ参加者の話がほかのメンバーのモデリングになります。
仲間からのソーシャルサポートも、行動の継続を支えます。