K 社健康保険組合の管理栄養士である。
社内の健康診断後、メタボリックシンドロームの予防を目的としたグループカウンセリングを呼びかけたところ、 5人の男性社員が集まった。
5人とも、通院、服薬なし。
自己紹介の後、グループカウンセリングの参加のきっかけを聞いた。
表は 5人の発言の一部である。
この発言から行動変容の準備性を把握した。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
トランスセオレティカルモデルの行動変容ステージは、無関心期・関心期・準備期・実行期・維持期の5段階です。
表の「参加のきっかけ」の発言から、各人のステージを判断します。
【各参加者のステージ】
Aさんは「痩せる必要はない」「上司に言われて参加」と話しており、無関心期です。
Bさんは「上司に勧められて参加」「若い頃からずっとこの体型」と話しており、変える意思がないので無関心期です。
Cさんは「昨年も参加して3 kg痩せた」「もう少し頑張ろう」と話しており、6か月以上取組を続けているので維持期です。
Dさんは体重と血圧の上昇を気にして参加していますが、減量の経験はなく具体的な行動もないので関心期です。
Eさんは「痩せたいと思っているが自信がない」と話しており、関心期です。
まとめると、無関心期2人、関心期2人、維持期1人です。
【選択肢別解説】
1:× 無関心期・関心期・維持期の人が混在しており、5人とも同じではありません。
2:× 無関心期は4人ではなく、AさんとBさんの2人です。
3:× 準備期にあたる人はいません。
準備期は、1か月以内に行動を始める意思があり、少しずつ取り組み始めている段階です。
4:× 実行期にあたる人はいません。
実行期は、行動を始めて6か月未満の段階です。
5:○ 昨年から減量に取り組み、さらに続けようとしているCさん1人が維持期です。
【ポイント】
無関心期は「6か月以内に変える気がない」、関心期は「6か月以内に変えようと考えている」段階です。
実行期は「行動を始めて6か月未満」、維持期は「6か月以上続けている」段階です。