55歳、女性。
標準体重 55 kg の CKD 患者。
eGFR 40 mL/分/1.73 m 2。
この患者の 1日当たりの目標栄養量の組合せである。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
エネルギー(kcal/日) たんぱく質(g/日)
正答2
解説
正解は2です。
eGFR 40 mL/分/1.73 m²は、CKD(慢性腎臓病)の重症度分類でG3bにあたります。
CKD診療ガイドラインに沿って、標準体重55 kgから目標量を計算します。
【計算】
エネルギーは標準体重1 kg当たり25〜35 kcalです。
55 kg×25〜35 kcal=1,375〜1,925 kcal/日
G3bのたんぱく質は標準体重1 kg当たり0.6〜0.8 gです。
55 kg×0.6〜0.8 g=33〜44 g/日
この両方の範囲に入る組合せは、1,700 kcalと40 gです。
【選択肢別解説】
1:× エネルギー1,700 kcalは範囲内ですが、たんぱく質30 gは下限の33 gを下回ります。
過度なたんぱく質制限は低栄養やサルコペニアを招きます。
2:○ エネルギー1,700 kcal、たんぱく質40 gはどちらも目標範囲内です。
3:× エネルギー2,100 kcalは上限の約1,925 kcalを超えています。
たんぱく質30 gも下限を下回ります。
4:× たんぱく質40 gは範囲内ですが、エネルギー2,100 kcalは過剰です。
5:× エネルギー2,400 kcalは標準体重1 kg当たり約44 kcalで、明らかに過剰です。
【ポイント】
CKDのたんぱく質は、G3aで0.8〜1.0 g/kg、G3b以降で0.6〜0.8 g/kg標準体重/日が目安です。
たんぱく質を制限するときは、十分なエネルギーを確保して体たんぱく質の分解を防ぎます。