高血圧患者の食塩摂取量を推定するために、24時間蓄尿を行ったところ、尿量が 1.2 L、尿中ナトリウム濃度が 170 mEq/L であった。
尿中食塩排泄量(g/日)として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
24時間蓄尿の尿中ナトリウム排泄量から、1日の食塩摂取量を推定する問題です。
摂取した食塩の大部分は尿中に排泄されるため、尿中排泄量は摂取量の目安になります。
【計算】
尿中ナトリウム排泄量=尿中ナトリウム濃度×尿量
170 mEq/L×1.2 L=204 mEq/日
ナトリウムは1価のイオンなので、204 mEqは204 mmolです。
食塩(NaCl)の分子量は58.5なので、1 mmolは58.5 mgです。
204 mmol×58.5 mg=11,934 mg
=約11.9 gなので、約12 g/日です。
【選択肢別解説】
1:× 8 gになる計算根拠はありません。
正しくは約12 g/日です。
2:× 10 gは、尿量1.0 Lで計算した場合(170 mEq×58.5 mg)に近い値です。
実際の尿量は1.2 Lです。
3:○ 204 mEq×58.5 mgで約11.9 g、つまり約12 g/日となります。
4:× 14 gになる計算根拠はありません。
正しくは約12 g/日です。
5:× 16 gになる計算根拠はありません。
正しくは約12 g/日です。
【ポイント】
食塩量(g)=ナトリウム(mEq)÷17で簡便に計算できます。
204÷17=12 gと同じ結果になります。
ナトリウム量(mg)から求める場合は、ナトリウム(mg)×2.54÷1,000で食塩相当量(g)が求まります。