身長 150 cm、体重 40 kg、標準体重 50 kg の女性患者。
1日尿中クレアチニン排泄量が 750 mg のときのクレアチニン身長係数(%)である。
ただし、クレアチニン係数は、18 mg/kg 標準体重とする。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
クレアチニン身長係数は、筋肉量(骨格筋たんぱく質の量)を評価する指標です。
実測の尿中クレアチニン排泄量を、標準体重から予測される排泄量と比べて求めます。
【計算】
クレアチニン身長係数(%)=実測の1日尿中クレアチニン排泄量÷予測排泄量×100
予測排泄量=クレアチニン係数×標準体重
予測排泄量=18 mg/kg×50 kg=900 mg/日
クレアチニン身長係数=750 mg÷900 mg×100
=83.3…%なので、約83%です。
【選択肢別解説】
1:× 120%は、予測排泄量900 mgを実測値750 mgで割った値(900÷750×100)です。
分子と分母が逆で、正しくは実測値÷予測値×100の83%です。
2:× 104%は、予測値の算出に実体重40 kgを用いた場合(750÷720×100)の値です。
予測値には実体重ではなく標準体重を用います。
3:× 96%は、実体重40 kgから求めた予測値720 mgを実測値750 mgで割った値(720÷750×100)です。
実体重を用いたうえに分子と分母も逆になっており、正しくは750÷900×100で83%です。
4:○ 予測排泄量900 mgに対して実測750 mgなので、83%になります。
5:× 42は、実測値750 mgをクレアチニン係数18 mg/kgで割った値(約41.7)です。
予測排泄量と比べておらず、正しくは750÷900×100で83%です。
【ポイント】
クレアチニン身長係数は60〜80%で中等度、60%未満で高度の筋たんぱく質の消耗と判定されます。
予測値には必ず標準体重を用いる点に注意します。