正答3
解説
正解は3です。
食物アレルギーの発症機序、類似疾患との区別、診断と緊急時の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 食物アレルギーは主にⅡ型ではなく、IgE抗体が関わるⅠ型アレルギーによって発症します。
2:× 乳糖不耐症は食物アレルギーではありません。
小腸の乳糖分解酵素(ラクターゼ)の活性が低いために起こる消化不良であり、免疫反応は関わりません。
3:○ 口腔アレルギー症候群は食物アレルギーの特殊型です。
果物や野菜を食べた直後に口や喉にかゆみや腫れが出るもので、花粉症の人に多く、花粉と果物の抗原の交差反応で起こります。
4:× 食物経口負荷試験は自宅ではなく、医療機関で行います。
アナフィラキシーなどの強い症状が出るおそれがあり、すぐに対応できる体制が必要だからです。
5:× アナフィラキシーショックの第一選択は抗ヒスタミン薬ではなく、アドレナリンの筋肉内注射です。
アドレナリンは血圧を上げ、気道を広げる作用があります。
【ポイント】
食物アレルギーの特殊型には、口腔アレルギー症候群と食物依存性運動誘発アナフィラキシーがあります。
自己注射用のアドレナリン製剤は、学校や保育所で教職員が使用することも認められています。