正答2
解説
正解は2です。
免疫を担う細胞と抗体の働き、アレルギーの型と代表疾患の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 抗体を産生するのはマクロファージではなく、B細胞から分化した形質細胞です。
マクロファージは異物を貪食し、抗原をT細胞に提示する役割を担います。
2:○ 分泌型IgAは消化管の免疫を担います。
腸管や気道の粘膜表面、唾液や母乳に分泌され、病原体が粘膜に付着・侵入するのを防ぐからです。
3:× 自己免疫性溶血性貧血はⅠ型ではなく、Ⅱ型(細胞傷害型)アレルギーの機序で起こります。
赤血球に対する自己抗体が結合し、赤血球が破壊されます。
4:× ツベルクリン反応はⅢ型ではなく、Ⅳ型(遅延型)アレルギーの機序で起こります。
感作されたT細胞が反応し、48時間前後で発赤や硬結が現れます。
5:× アナフィラキシーショックはⅣ型ではなく、Ⅰ型(即時型)アレルギーで発症します。
IgE抗体を介して肥満細胞からヒスタミンなどが一気に放出されます。
【ポイント】
Ⅰ型はIgE・即時型、Ⅱ型は細胞傷害型、Ⅲ型は免疫複合体型、Ⅳ型はT細胞による遅延型です。
母乳中の分泌型IgAは、乳児の腸管を感染から守る受動免疫の一つです。