正答3
解説
正解は3です。
水道法に基づく水道水質基準と、水質汚濁の指標を問う問題です。
水質基準は「検出されないこと」と定める項目と、数値で上限を定める項目があり、その区別が論点です。
【選択肢別解説】
1:× クリプトスポリジウムは塩素消毒では死滅しません。
この原虫は厚い殻をもつオーシストの形で存在し、塩素に強い耐性があるためです。
対策にはろ過や紫外線処理が用いられます。
2:× 一般細菌は「検出されないこと」ではありません。
基準は「1 mLの検水で形成される集落数が100以下」です。
「検出されないこと」と定められているのは大腸菌です。
3:○ 水質基準にはpHの基準値が定められています。
基準は「5.8以上8.6以下」です。
4:× 水銀は「検出されないこと」ではなく、数値基準が定められています。
基準は「0.0005 mg/L以下」です。
5:× 生物化学的酸素要求量(BOD)は、低いほど汚濁が少ない(きれいな)水です。
BODは水中の有機物を微生物が分解するのに必要な酸素量で、有機物が多いほど高くなります。
【ポイント】
水質基準で「検出されないこと」は大腸菌のみと覚えます。
BODやCOD(化学的酸素要求量)は値が高いほど汚れ、溶存酸素(DO)は値が低いほど汚れていると判断します。