ある年の A 地域と B 地域における年齢階級別(15〜49歳)の女性の人口と出生の状況を表に示した。
両地域の比較に関して、この表から読み取れる内容である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
表は、A地域とB地域の年齢階級別の女性人口・出生数・年齢別出生率の合計を示しています。
表から事実として読み取れる内容と、表だけでは判断できない内容を区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 表から分かるのは出生率の数値だけで、その原因は読み取れません。
15〜19歳はA地域0.017・B地域0.008、20〜24歳はA地域0.150・B地域0.092で、A地域が高いことは事実です。
しかし「子育てしやすい環境による」という理由は表に情報がありません。
2:× 晩婚化の影響かどうかは表から判断できません。
40〜44歳はB地域0.066・A地域0.050と確かにB地域が高いですが、婚姻に関するデータは示されていません。
3:× 総再生産率がA地域で高いとは読み取れません。
総再生産率は合計特殊出生率のうち女児の出生だけを数えた値です。
出生性比が同程度なら合計特殊出生率の高いB地域の方が高くなると考えられます。
4:× 純再生産率は表から判断できません。
純再生産率は総再生産率に母親世代の女性の死亡(生残率)を加味した指標で、死亡のデータが表にないためです。
5:○ 合計特殊出生率はB地域の方が高いです。
合計特殊出生率は15〜49歳の年齢別出生率を合計した値で、表の合計欄はA地域1.211、B地域1.318です。
【ポイント】
合計特殊出生率は「年齢別出生率の合計」、総再生産率は「そのうち女児のみ」、純再生産率は「さらに死亡を考慮」した値です。
純再生産率が1を下回ると、将来人口は縮小していきます。