正答1
解説
正解は1です。
熱中症の予防指標と、重症度分類(Ⅰ〜Ⅲ度)の判定を問う問題です。
Ⅰ度はめまい・立ちくらみ・こむら返り、Ⅱ度は頭痛・嘔吐・倦怠感、Ⅲ度は意識障害・痙攣・臓器障害が目安です。
【選択肢別解説】
1:○ 予防の指標には湿球黒球温度(WBGT:暑さ指数)があります。
気温に加えて湿度と輻射熱を取り入れた指標で、運動や作業の可否判断に使われます。
2:× 意識障害はⅠ度ではなく、最重症のⅢ度の所見です。
ただちに医療機関への搬送が必要です。
3:× 起座呼吸は熱中症の重症度を判定する所見ではありません。
起座呼吸は横になると息苦しく座ると楽になる呼吸困難で、主に心不全でみられます。
4:× めまいや立ちくらみはⅢ度ではなく、軽症のⅠ度の所見です。
脳への血流が一時的に減ることで起こります。
5:× 熱痙攣の直後に電解質を含まない水だけを与えるのは誤りです。
熱痙攣は大量の発汗でナトリウムを失った状態で起こるため、食塩を含む水分や経口補水液を与えます。
【ポイント】
水だけを大量に飲むと血中ナトリウム濃度がさらに下がり、痙攣を悪化させます。
WBGTは「暑さ指数」とも呼ばれ、環境省が予防情報として公表しています。