日本人の食事摂取基準(2020年版)において、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって EAR としたビタミンである。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)で、各ビタミンの推定平均必要量(EAR)がどのような根拠で決められたかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAの推定平均必要量は、体内量の飽和ではなく、肝臓内のビタミンA貯蔵量の最小値を維持するのに必要な量から算定されています。
2:○ ビタミンB1の推定平均必要量は、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもとに算定されています。
摂取量を増やしていくと尿中への排泄量が急に増え始める量を、体内飽和量とみなしています。
3:× ナイアシンの推定平均必要量は、体内量の飽和ではなく、ペラグラの発症を予防できる最小摂取量から算定されています。
4:× ビタミンB12の推定平均必要量は、体内量の飽和ではなく、欠乏による悪性貧血を防ぐのに必要な量を指標として算定されています。
5:× 葉酸の推定平均必要量は、体内量の飽和ではなく、赤血球中の葉酸濃度を適正に維持できる最小摂取量から算定されています。
【ポイント】
体内飽和量をもとにEARを決めているのは、ビタミンB1とビタミンB2です。
ビタミンCは、心臓血管系の疾病予防効果と抗酸化作用を指標として算定されています。