正答3
解説
正解は3です。
感染症の基本用語と、病原体の検査法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 日和見感染とは、免疫力が低下した人に、健常者では病気を起こさない弱毒の病原体が感染して発症することです。
感染しても発症しないことは、不顕性感染といいます。
2:× 潜伏期とは、発症から治癒までではなく、感染してから発症するまでの期間です。
3:○ ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法は、病原体由来のDNAを増幅して検出します。
ごく微量の遺伝子でも検出でき、RNAウイルスの場合は逆転写してから増幅します。
4:× 垂直感染とは、輸血ではなく母親から胎児・新生児へ伝わる感染様式です。
胎盤、産道、母乳を介する感染が該当し、輸血による感染は水平感染に分類されます。
5:× 耐性菌とは、薬物に対する感受性をもつのではなく、感受性を失った細菌です。
抗菌薬が効かなくなった細菌で、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などがあります。
【ポイント】
「感染しても発症しない」は不顕性感染、「弱い病原体で発症する」は日和見感染と区別します。
垂直感染は母子感染、それ以外の人から人への感染は水平感染です。