K 町に勤務する管理栄養士である。
豪雨により K 町の 4分の 1が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約100名が公民館に避難している。
この避難所の栄養管理を担当することとなった。
公民館には、 小さな家庭用のシンクが 2か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2つ設置されている。
避難所開設 3日目、水道・電気は使用できないが、給水車により水の供給があり、プロパンガスは使用可能であることが確認された。
4日目には、多様な食品の支援物資が届き、水と食品の保管場所を決定した。
管理栄養士が行うべきこととして、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答1
解説
正解は1です。
避難所開設4日目に、多様な支援物資が届いた段階で管理栄養士が行うべきことを問う問題です。
水とプロパンガスが使え、食品の保管場所も決まったので、届いた物資を計画的に使って食事を提供する段階です。
【選択肢別解説】
1:○ 支援物資の種類と量を把握し、消費期限や要配慮者への対応も考えて使用計画を立てます。
これにより、無駄なく栄養バランスのとれた食事を継続して提供できるため、最も適切です。
2:× 避難者一人ひとりの必要栄養量の算出は、この段階では現実的ではありません。
避難所では、集団としての栄養の参照量を目安に食事計画を立てます。
3:× 体重計測は、避難生活が長引いた際に栄養状態をモニタリングするために行います。
物資が届いたこの時点で最優先に行うことではありません。
4:× 大量調理器具の調達は、物資の内容と使用計画を踏まえて検討することです。
物資が届いた段階で最初に行うことではありません。
【ポイント】
災害時は、時間の経過に合わせて「要配慮者の把握」「物資の管理と計画的な提供」「栄養状態のモニタリング」と業務の重点が移っていきます。