93歳、女性。
身長 150 cm、体重 50 kg、BMI 22.2 kg/m 2、2年前に認知症と診断され、その頃から誤嚥性肺炎を繰り返し、胃瘻を造設した。
この患者の栄養管理に関する記述である。
誤っているのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
誤嚥性肺炎を繰り返して胃瘻を造設した高齢者の栄養管理について、誤っているものを選ぶ問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
胃瘻からの投与では、胃からの逆流による誤嚥を防ぐことが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 嚥下機能検査は、経口摂取を再開できるかどうかを判断するために行います。
胃瘻造設後も評価を続けるのは適切です。
2:○ 仰臥位(あお向け)で栄養剤を注入すると、胃の内容物が逆流して誤嚥しやすくなります。
投与中と投与後しばらくは、上半身を30〜45度程度起こした姿勢にします。
3:× 体重50 kgで25〜30 kcal/kgとすると、1,250〜1,500 kcal/日です。
1,300 kcal/日はこの範囲に入るので適切です。
4:× 投与速度を遅くすると、逆流や下痢を起こしにくくなります。
25 mL/時のような低速から始めて、様子を見ながら速度を上げるのは適切です。
5:× 半固形栄養剤は、胃の中で流れにくく逆流しにくい性質があります。
誤嚥性肺炎を繰り返す患者に用いるのは適切です。
【ポイント】
胃瘻からの投与では「上半身を起こす」「ゆっくり投与する」「半固形化する」が逆流予防の3本柱です。